

ムラサキタガヤ (紫鉄刀木)
英語名:
Mildbraediodendron / Millettia
学術名:
Millettia pendula
分類:
広葉樹
比重:
0.95〜1.03
硬さ | 耐久性 | 加工性 | 家具適性 |
|---|---|---|---|
★★★★★(5/5) | ★ ★★★★(5/5) | ★★★☆☆(3/5) | ★★★★☆(4/5) |
一枚板適性 | 希少性 | 価格帯 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
★★★☆☆(3/5) | ★★★★★(5/5) | ★★★★★(5/5) | ★★★★★(5/5) |
主産地
ミャンマー(ペグー山脈・アラカン山脈・テナッセルム地方)
タイ
タイとミャンマーの2カ国のみに産出される非常に限られた産地の樹種です。本鉄刀木(タガヤサン)に比べ備蓄量が少なく、今後ますます希少性が高まることが予想されます。
概要
ムラサキタガヤ(紫鉄刀木)は、マメ科ミレシア属の広葉樹で、タイとミャンマーの限られた地域のみに産出される希少な唐木銘木です。唐木三大銘木である黒檀・紫檀・鉄刀木の鉄刀木に近縁の樹種で、製材直後は黄灰色ですが空気に触れると急速に深い紫色へと発色するという、自然界でも極めて珍しい特性を持ちます。比重は0.95〜1.03と超重硬材で、耐久性・耐摩耗性ともに最高クラスです。床の間廻りの銘木材として、また工芸・指物細工の素材として古くから珍重されてきた、色・質ともに別格の存在感を持つ銘木です
メリット
紫色という他に類を見ない唯一無二の色調
超重硬材で耐久性・耐摩耗性が最高水準
緻密な材質で磨き上げると格調ある光沢が出る
唐木銘木としての高いブランド・資産価値
床の間・工芸品・指物細工に別格の存在感をもたらす
デメリット
産地がタイ・ミャンマーの2カ国のみで流通量が極めて少ない
超重硬材のため加工時の刃物消耗が激しい
広幅材・一枚板の入手が非常に困難
本鉄刀木(タガヤサン)や類似材との混同・代用品に注意が必要
価格が非常に高く、一般流通材としての入手は難しい
類似樹種
タガヤサン(本鉄刀木)
ウェンジ
パンガパンガ
紫檀(シタン)
黒檀(コクタン)
色味
黄灰色〜淡黄褐色(製材直後)
深い紫色(空気に触れると急速に発色)
紫褐色〜黒褐色(経年後)
製材直後は黄灰色ですが、空気に触れると急速に紫色を帯び、深みのある紫色へと変化するのが最大の特徴です。自然界の木材でこれほど鮮やかな紫色を持つ樹種は極めて珍しく、「日本の紫芋を連想する」と評されることもあります。
木目
縦筋目が規則的に走る
濃淡の縞模様がはっきりとした表情
肌目が緻密で詰まっている
磨き上げると深みのある光沢が現れる
木目は詰まっており均質で、タテ筋目が多く規則的な縞模様を形成します。丁寧に研磨・塗装仕上げを施すと見違えるほどの光沢が現れ、唐木銘木としての格が一段と際立ちます。
特徴
空気に触れると深い紫色に発色する世界的にも珍しい樹種
唐木三大銘木・鉄刀木の近縁種
比重1前後の超重硬材
耐久性・耐摩耗性が最高クラス
緻密で詰まった木目、磨くと深みのある光沢が現れる
タイ・ミャンマーの2カ国のみに産出される極めて希少な材
おススメの方
唯一無二の色を持つ木材を探している方
唐木銘木・和の格調ある空間づくりをしたい方
床の間・和室に本物の銘木を使いたい方
工芸・指物細工に最高級の素材を求める職人
他にはない希少材で一点物の家具を作りたい方
材木屋コメント
ムラサキタガヤは、仕入れるたびに「この色は本当に木なのか」と思わされる材です。製材した直後はくすんだ黄灰色なのに、 しばらく置いておくとじわじわと紫色に変わってくる。あの瞬間は何度見ても飽きません。産地が限られているので、良材に出会える機会はそう多くない。縁があったときは大事にしてほしい材です。
家具職人コメント
硬い。とにかく硬い。刃物の消耗が早いので、覚悟して臨む必要があります。ただ、丁寧に研磨して仕上げたときの光沢と色は、他の木では絶対に出せない。発注を受けてから材を探すような樹種なので、在庫があるときに確保しておくのが鉄則です。
経年変化
製材直後の黄灰色から空気に触れると急速に紫色へと発色し、その後じっくりと紫褐色〜黒褐色へと深みを増していきます。経年とともに落ち着いた黒紫の重厚な色調へと変化し、使い込むほどに格調が増す素材です。
用途
楽器, 工芸, 家具
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ムラサキタガヤ(紫鉄刀木)とは?特徴・色・用途・比重を材木店が解説|樹種図鑑
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ムラサキタガヤ(紫鉄刀木)の特徴・用途・色・比重・経年変化を詳しく解説。空気に触れると深い紫色に発色する世界的にも稀な唐木銘木で、タイ・ミャンマーにのみ産出される超希少材です。
F&Q
Q. ムラサキタガヤとタガヤサン(鉄刀木)は同じものですか?いいえ、別の樹種です。同じマメ科ですが属が異なり、タガヤサンはCassia属、ムラサキタガヤはMillettia属です。ムラサキタガヤの方が比重が高く、紫色の発色が最大の違いです。
Q. 紫色はいつ出てくるのですか?製材直後は黄灰色ですが、空気に触れると急速に紫色へと発色します。この変化の速さもこの樹種ならではの特徴で、時間とともに紫褐色〜黒褐色へと深みを増していきます。
Q. ウェンジとの違いは何ですか?同じMillettia属の近縁種ですが、ウェンジはアフリカ産で黒褐色が特徴です。ムラサキタガヤはアジア産で紫色の発色が特徴的であり、色調・産地ともに全く異なります。
Q. 一般の材木店で購入できますか?産地がタイ・ミャンマーの2カ国に限られ流通量が非常に少ないため、唐木専門店や銘木店での取り扱いが中心です。一般の材木店での入手は難しい樹種です。
























